知ってる?障害者扶養共済制度
「障害者扶養共済制度(しょうがいしゃふようきょうさいせいど)」 という制度をご存知でしょうか。 これは、障がいのある方が安心した生活をおくるための相互扶助の制度です。 保護者が毎月一定の掛金を納めることで、将来、障がいのある方に一定額の年金が支給されます。 「親がいなくなったあと、子どもはどうなるのだろう?」 という不安を抱えている保護者の皆さまに、ぜひ知っていただきたい制度です。
障害者扶養共済制度ってなに?
なぜ作られたの?
この制度は、
を目的に作られました。 昭和45年に発足後、約21万人の保護者の方々が加入し、約5万5千人の障がいのある方々に年金が支払われ、生活の支えとなっています(平成27年度末現在)。
どんな制度なの?
障害者扶養共済制度の主な特色には次のようなものがあります。
だれが利用できるの?
障害者扶養共済制度を利用できる方の条件について、加入者と受給者に分けてご説明します。 くわしい加入資格については、お住まいの地方公共団体の担当までお問い合わせください。
加入者(保護者)
加入者の条件には、以下のようなものがあります。
受給者(加入者が扶養している障がいのある方)
この制度の年金を受け取ることができる方は、次の①②③のいずれかに当てはまり、かつ、将来独立自活することが困難であると認められる方です(年齢は問いません)。
どうすれば加入できるの?
この制度は、都道府県・指定都市によって実施されています。 お住まいの地域にある福祉事務所・市区町村役場などの窓口にお申し込みください。 また、加入資格・掛金・年金額などの詳細については、保護者の方がお住まいの地方公共団体の「障害者扶養共済制度担当」までお問い合わせください。 初めて制度に加入する際には、以下の書類が必要です。
都道府県・指定都市の扶養共済制度の担当部(局)課一覧は、以下からご覧いただけます。
独立行政法人福祉医療機構 障害者扶養共済制度(平成29年4月1日作成) http://hp.wam.go.jp/Portals/0/docs/gyoumu/fuyou/pdf/01_01_h29.pdf
おわりに
いかがでしたか? 障害者扶養共済制度は、国が、都道府県や独立行政法人福祉医療機構を通じて実施している制度だという点でも安心ですね。 お子さんの将来のためにどんなことができるのだろう?と考えるとき、選択肢のひとつとして検討してみることをおすすめします。 《関連する記事》 ・誰がもらえる?どう使ってる? 特別児童扶養手当と障害児福祉手当ほか